東南アジアでGが出にくい滞在先の見つけ方

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東南アジアは日本よりもGが多く生息し、発生率も高い。湿度と気温の影響もあり、完全に遭遇しない生活をするのは難しい。町を歩いても、滞在先に戻っても、Gに遭遇する。それでもできるだけ遭遇したくない。そのためには何を重視して、滞在先を選べば良いのか。

部屋をきれいピカピカに清潔にしてようとも、生ゴミを放置していなくとも、去年か今年だかにできたばかりの新築物件だとしても、出現する場所には出現する。それは何故なのか?Gの出現は単なる清潔さ築年数の問題ではないからだ。発生しやすい環境がある。環境によって発生率が大きく変わるのだ。

その発生しづらい環境を持った部屋とは、どのような条件が揃ったものなのか。これは宿泊形態の違いではなく、環境条件に依存する話である。キッチン付きアパートメントでの長期滞在でも、ホテルやゲストハウスでの短期滞在でも共通して適用できる視点だと思う。

この記事は東南アジアと言っても、主にベトナムとラオスでの観察を元に構成されている。

出現条件

Gが出現しない宿を見つけるためには、まず、どのような環境、条件下でGが繁殖しやすいのかを理解する必要がある。Gは意外とどこにでも棲息しているわけではなく、好んで棲息する場所が明確に存在する。

Gの種類と生態

アメリカンゴキブリという種類が町中や道端では幅を利かせている。体長は成虫で約7cm程度もあり、日本から来て初めて出会すと、ギョッとしてしまうほど大きい。全身は赤茶色をしており、頭の方に黄色いリング模様があるため、初見ですぐに分かるはずだ。ベトナムの都市部だと道端でバイクに踏み潰されていたり、湿気の多い路地裏だと、朝っぱらから飛び回っていたりする。このアメリカンゴキブリは飛ぶことが大きな特徴であるように思う。それも日本にいるクロゴキブリなどの何秒か空中を移動するようなやわな飛び方ではなく、建物の3階まで滑空するような大胆な飛行能力がある。特に雨季に活発になり、嵐や大雨のあとは、人間が生活する場所にまで顔を見せることが多い。 飲食店や屋内では日本でも見かけるような小さいGも数多く棲息している。でも大方、屋内でも屋外でも目にすることが多いGはアメリカンゴキブリである。そのため、後述するものもすべてアメリカンゴキブリに関するものである。

環境

アメリカンGは湿気の多い暗い場所を好むことは周知の通りだ。ベトナムの都市部では、建物が隣接しており、幅1メートル程度の狭い路地裏が多く存在するが、そんな場所が彼らの棲家だ。道路下の排水溝に潜んでおり、夕方暗くなってくると散歩がてら歩いている。そのような路地は4階建て以上の建物が所狭しと並んでいるため、風通しがとても悪い。袋小路になっている路地は更に風通しが悪い。Gの格好の繁殖場所になる。 またベトナムだと、建物の半地下や地下一階に駐輪場があったりするが、そこもじめじめとした暗い場所のため、管理が甘い場合は大繁殖する場所になる。

性質と好む食べ物

アメリカンGは基本的にかなり臆病である。人間に気づくと、逃げていくことが多い。部屋で遭遇するとパニックになって、部屋の天井を旋回するほどである。追い回すと逃げていくことが殆どである。そんな臆病な性格なのに、外敵である人間の居住地まで足を伸ばすのは餌があることをよく知っているから。彼らの嗅覚は鋭く、食べ残しがあると匂いを辿ってやって来る。特に好むのは、油脂類なのではないかと思っている。フライドポテトや唐揚げなどの食べかす、油の付着した包装があると、外敵を忘れたかのように一心不乱に貪っている。ゴキブリ目線で考えると、揚げた肉は高タンパクで高脂質のご馳走なのである。

僕が一時期滞在していた部屋では3階だったのにも関わらず、午前10時ごろにバルコニーにある窓を数分開けていただけなのに、アメリカンGがどこからともなく飛来してきて、窓ガラスに張り付いてきたことがあった。昨夜、ロッテリアで買ってきた油まみれの袋を部屋に置いていたため、それに誘引されたのかもしれない。

出現しにくい環境

これらのゴキブリの生態を元に、出にくい部屋とは先ほどの生息地が付近にない場所を選べば良い。箇条書きにすると、こんなまとめになる。

  • 建物が隣りの建物と隣接しておらず、庭や柵が間にある
  • 建物が細い路地に面していない。もっと言えば車が一台通れるほどの広い道に面している
  • 毎日清掃されていたり、メンテナンスされており、長期間放置されていない

この3点を満たしていれば、古い建物で窓やドアが隙間だらけだろうが、低層階だろうが、そうそう出ない。アパートメントの場合のみ、隣人が相当の汚部屋ではない限りは。ホテルやコンドミニアムなどは部屋の清掃が付いているので安心だ。

一つ一つ次項で解説していく。

建物が隣接していない

これは一番重要なのではないかと思っている。ベトナムの都市部では多くの家は隣りの家と地続きであり、隣接している。そうするとどんなに新築であろうが、清掃してゴミゼロを建物全体で保っていようが、ほぼ100%出る。どうしても隣りの隣り、更なる隣りからGは遊びに来てしまう。完全に害虫対策を行うなど薬を撒いているなら違うのかもしれない。でも東南アジアではそんな場所は本当に限られている。 都市の中心部を少し離れたり、ラオスなどの民家が密集していないような場所なら大抵建物には沢山のヤモリがいる。ヤモリは騒がしく人口密度が高い場所は好まない。ヤモリが廊下の壁や階段に多く見かける建物にはあまりGがいないことが多い。それは、ヤモリが建物の密集した地域を避けて生活しているからだ。 庭のある住宅が並んでいる地域がおすすめ。町の中心よりもバスで20〜30分ほど離れるだけで、景色は変わる。ヤモリは害虫駆除もしてくれるし、民家が密集していない静かな地域であることも教えてくれるある種の指標になる生物である。

細い路地に面していない

バイクがやっとすれ違えるような細い路地に面しているとどうしても湿気がこもってしまう。大抵ベトナムはどの建物も4階建て程の高さがあることが多く、そのくらいの建物が並ぶと路地は陰になる時間が長い。湿気の多い東南アジアでは雨が降っても嵐が来てもなかなか路面が乾かない。その路地の排水溝には沢山のGが集まるようになる。路地に面した建物から良い匂いがすると、Gは簡単に民家に侵入してしまえる。 できるだけ車が通れるくらいの広さのある道に面した場所がおすすめ。そのような道は風通しが良く、Gが生活しづらい環境が整っている。

メンテナンスされている

これは部屋というよりも建物全体がメンテナンスされているかどうかである。サービスアパートメントやコンドミニアムのような場所は、週一の清掃があり、建物全体を清潔に保ってることが多い。清掃員が数日に何度も掃除しているような場所にはGも住み着きづらい。 比較的築年数が浅くても、管理人がいても、定期的な清掃がない建物はどうしてもGが出現しやすくなる。賃貸のアパートメントはどうしても管理が甘くなりがちだ。隣人がどんな生活をしているか知らないが、何世帯も同じ建物に住んでいるとどうしても汚部屋は存在する。 建物の共用部分に定期的な清掃があるだけでもかなり変わる。滞在する前に、どのくらいの頻度で清掃があるのか確認した方が良い。できれば週一以上だと安心である。

これさえ覚えておけばOK

  1. 隣接していない建物を選ぶ
  2. 大きい通りに面した建物を選ぶ
  3. 定期的に清掃のある建物を選ぶ

まとめ

自分自身どうしてもGに、アメリカンGと一緒に住みたくない、部屋で見たくないという強い気持ちの元、観察して生まれた結論が先ほどの3点である。思った以上に、部屋の密閉性や築年数、階層は関係ないものである。どんなに密閉性が高くても、周囲にGの繁殖環境があると、どこからともなく奴らは建物に侵入してきてしまう。奴らはどんな隙間もすり抜ける能力があるから。7階などの高層階に住んでいようとも、可能性が少し低下するだけで、近くに繁殖場所が存在すれば、屋上にもGの死骸はある。繁殖環境の近くに滞在しないこと、これがかなり重要である。

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旅・日常・Webの解決ログ。東南アジアを放浪中。[ ABOUT ]
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